学生を悩ませるブラックバイトの相談は法律のプロフェッショナルである弁護士に

アルバイトというものは昔からある雇用形態ですが、特に勤労学生のアルバイトではブラックバイトと言われる言葉も最近では頻繁に使われるようになりました。このブラックバイトとは、学生の本業である学業を行うことが難しくなるような働き方を強要するアルバイトのことです。

仕事にも責任を持たせられてしまい、まるで正社員と同じ立場で働かされてしまうケースが多く見受けられます。その実態や解決方法などを紹介します。


時代とともに増えてきたフリーアルバイターという選択

現代の日本では古くからあった終身雇用というスタイルが崩れてしまい、多くの人は自分の理想とする仕事や職場を求めて会社を移るようになりました。時代は転職時代に入ったわけです。また、その働き方にも大きな変化が現れ、自分のライフスタイルに合った働き方を望む人が多くなり、正社員という立場に固執することなく、契約社員を始め、派遣社員、準社員、アルバイト、パートタイマーなどの雇用形態を選択する人も増えました。

フリーアルバイターという言葉が使われ始めたのもこうした時代の特徴だと言えます。昔は就職を控えた大学生は自分が希望する職種を選び、そして理想とする企業に向けて就職活動をしていました。これは現代でも同じことなのですが、昔と大きく違う点は、特にこうした就職活動を行わないで、大学を卒業してすぐにアルバイトを始めるという人も増えたことです。

その理由は様々ですが、一番多いのは自分の夢や理想に向けて、まずはアルバイトをすることで生計を立てるという理由があります。このようなフリーターの特権は、自分の都合で働けること、そして責任もそれほど大きくないということが言えるのではないでしょうか。

ブラックバイトが増える原因はこの時代の動向に大きく関係している

最近、大きな問題となっているのが、ブラックバイトというものです。これは学生がアルバイトをするときに、学生という身分であるにもかかわらず、正社員と同じような勤務時間や仕事内容を強要するバイトのことを指します。

確かにいくらアルバイトとはいえ、そこに賃金が発生するからにはそれなりに仕事に責任が生じることは当然です。しかし、それがあまりにも行き過ぎてしまうと、学生の本業である学業が疎かになってしまう恐れもあります。

そういう意味でこのブラックバイトの問題は至る所で大きく取り上げられているのです。それではどうしてこうしたブラックバイトが増えてきてしまったのか、その理由を考えれば人材不足が大きな問題となっているこの時代と密接に関係していると言えるでしょう。

まず、前述したように、終身雇用が崩れてしまったこの現代社会では、契約社員を始め、アルバイトやパートタイマーなどの非正規雇用で働く人が多くなり、企業としてもこうした人たちに頼るようになったことが、ブラックバイト出現の一番の原因と考えられます。

そこには企業の人件費削減などの問題もあり、それまで正社員が負っていた仕事の責任も、フリーターに任せてしまうようになったわけです。学生アルバイターもこのフリーターを手本として働かざるをえなくなってしまいました。

ブラックバイトが増える原因はいったい何か

世の中の動向もブラックバイトが増える原因の一つに数えることができます。たとえば、これは何も学生だけの問題ではなく、普通に暮らす一般人でも、最近の物価の変動は大きな問題になっていることでしょう。物の値段が高くなり、税金も跳ね上がっています。

そんな中で18歳人口の急激な減少も相まって、大学の2018年問題も大きな不安材料になっています。

大学へ行く学生が減るということは、大学の経営も儘ならず、大学としては学費を上げることになるわけです。

学費が上がるということは、それだけ学生の負担も大きくなるわけですから、アルバイトでそれを賄う場合は嫌でもバイトを続けなくてはいけません。このような事情の中で、多くの学生はアルバイトの収入がなければ生活を送ることができない状況にあります。

ですからバイト先でいくら正社員と同じような勤務時間や仕事の責任を負わせられようが、簡単に辞めることができません。ブラックバイトが増えてきた背景には、こうした学生たちの事情が大きく絡んでいることは間違いないでしょう。

ブラックバイトで多く見られる特徴は、やはり勤務時間が大幅に長いということや、休みも希望通りにとることができない場合が多いようです。

ブラックバイトにつかまらないために抑えておくべきこと

学生がアルバイトを探すとき、こうしたブラックバイトにつかまらないための見分け方はあります。たとえば、求人情報で頻繁に見かける会社は何かしらの欠点がある場合が多いです。いくら募集して人材を集めてもすぐに辞めてしまうというような定着率の低さを物語っています。

こういうところは要注意でしょう。また、未経験者大歓迎というフレーズは求人情報にはつきものですが、ブラックバイトの多くはこうしたフレーズを掲げていることがあります。それから適当な面接を行うような会社も考えた方がいいでしょう。

形だけの面接は怪しいと思った方がいいです。何もアルバイトだけの問題ではないのですが、面接のときに雇用条件がはっきり分からないような会社は避けるべきです。このような条件は働く上では一番大切なものですから、それをあやふやなままに採用するという会社はブラックと呼ばれても仕方ありません。

賃金や勤務時間などの条件は必ず提示されなければならないものです。その他にも問題になるのが残業などです。学生ならば学校の授業の時間帯や試験期間に合わせて、バイトの勤務時間などの調整ができるところがベストになるでしょう。

ブラックバイトにつかまってしまったら弁護士に相談することがおすすめ

典型的なブラックバイトでの被害というものは、労働時間に見合った給与が支払われないこと、仕事の過ちに賃金カットを課すこと、上司からパワハラを受けること、そして長時間の労働を強いることなどを挙げることができます。

学生ならば当然のことですが、授業や試験に支障が出ることのないように働きたいものです。しかし、たとえば最初の契約に反しての長時間労働やシフトを強いることは、これは明らかに契約違反となります。さらにこのような労働を強制することで心身の健康を害するようなことがあれば労働基準法違反になるわけです。

これらの被害のどれかに該当すれば、それはブラックバイトと言えるでしょう。もしもそうした被害にあってしまったとき、いったいどうしたらいいのか、ここが大きな問題になります。

基本的にそうした被害を受けたときには、そのバイトはすぐに辞めることが可能です。

簡単に辞めることができるわけですが、その他にも解決方法は幾つかあります。一番有力な方法は、やはり法律に関することが多いので、その道のプロフェッショナルである弁護士に相談することがおすすめです。

(土日も弁護士に相談は可能か)